さまざまな噂が交錯するAppleの次期Mac OS X「Leopard」の出荷時期について、American Technology ResearchのShaw Wu氏は米国時間3月26日、予定通り2007年春になるだろうとするレポートをクライアントに配布した。
AppleInsiderは、先週のDigitimesの報道を受けて出したと思われる、Wu氏のリサーチメモについて伝えている。先週のDigitimesの記事には、「Boot Camp」ソフトウェアと「Windows Vista」の互換性を確保するため、Appleが新OSの発売を10月に延期すると書かれていた。一方のWu氏は、Leopardの最終候補版リリースに向けた準備はほぼ完了しており、一般公開も目前に迫っているとの情報を入手したと述べている。
このメモの興味深い点であり、先に報じられた噂が広まる要因になったと思われるのは、AppleがLeopardにいわゆる「隠し」機能を搭載しようとしていると言われていることだ。Wu氏によると、開発者らはLeopardのすべての機能を見ていないとして、これらをテストするのに十分な時間がとれないことに多少の不安を感じ始めているという。
Wu氏は、明らかにされていない機能というのが、Parallelsのような仮想化ソフトウェアのサポートなのではないかと考えている。ParallelsではOSを切り替える際、Boot Campのように一方のOSをシャットダウンしてもう一方を起動し直す必要がない。Appleは、LeopardにはBoot Campだけを搭載し、Mac OS XとWindowsの同時利用を実現する仮想化ソフトを実装する計画はないと明言しているが、最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏はサプライズ好きでも知られている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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