アドビ システムズは3月22日、リッチインターネットアプリケーション(RIA)開発環境「Adobe Flex 2」の最新版「Adobe Flex 2.0.1」を、23日から提供すると発表した。アップデータは、アドビ システムズのFlexサポートセンターから無償でダウンロードできる。
Flex 2は、「Adobe Flash」をベースにしたRIAのためのフレームワークで、表現力豊かなウェブアプリを短期間で開発するために必要なツールや技術が揃ったソリューション。無償提供されている「Adobe Flex 2 SDK」を利用することにより、ソフトウェアライセンス料金を支払わずにRIAを構築、展開することができる。
今回提供を開始する最新版では、「Adobe Flex Builder 2.0.1」に対応する新しいプラットフォームをサポートし、Flex 2 SDKおよび「Adobe Flex Data Services 2」における問題が修正されている。また、バージョンアップに伴い、自動機能テストを実現する「Flex Automation Package」が追加された。
Flex Builder 2は、ActionScriptおよびMXMLエディタ、視覚的なユーザーインターフェース開発ツール、内蔵デバッグツールを備えたEclipseベースの統合開発環境。Flex Builder 2.0.1は、最初に提供されるApolloアプリケーション統合開発環境で、開発者はアドビ システムズが19日にAdobe Labsを通じて提供を開始したパブリックアルファ版のApolloランタイムと、Apollo Extension for Flex Builder 2.0.1を利用してApolloアプリケーションを開発することができる。
Flex Builder 2.0.1はWindows版に加え、Macintosh版が提供される。これにより、多くの開発者やデザイナーが、デスクトップソフトウェアの使いやすさと柔軟性、ウェブの広範な配信性を併せ持つ、表現力豊かで魅力的なウェブアプリケーションを構築できるようになるとしている。
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