ピートゥピーエー(PtoPA)は1月29日、コンピュータとの対話を通じてソフトやハードの使い方を理解する「会話型オンライン・ヘルプ」を発表した。同社が提供する会話シナリオ知識ベース作成ツールソフト「DKE」のオンライン・ヘルプに搭載するとともに、国内のソフトやハードのメーカーに対して、開発・提供サービスを開始した。1年間で50件を導入目標としている。
会話型オンライン・ヘルプは、PtoPAが開発した自動会話ソフト「CAIWA」を応用した双方向会話型のソリューション。ソフトやハードの使い方および困ったことを、平易な質問文で問いかけることにより、その意味を理解して最適な回答を返す。
最初の一歩から分かりやすく手順を踏んで解説してくれる「会話型マニュアル」や、一問一答形式の「会話型オンライン・ヘルプ」など、説明シナリオの組み方によって、さまざまなタイプのマニュアル、オンラインヘルプを作成できる。
また、ユーザーとコンピュータとの会話内容をログとして取得・分析することで、ユーザーが不明に感じる個所を特定し、商品改良や新商品開発に活用できる。さらに、サポートセンターへの自動通信機能を付加することによって、オンライン・ヘルプをベースとした多重構造の顧客サポート体制を組み立てることも可能という。
会話型オンライン・ヘルプは、同社サイトの「CAIWA3.0お試し版」無料ダウンロードサービスから、DKEをダウンロードすることで体験できる。
PtoPAは、人工知能の技術をベースとし、自然言語によるコンピュータとの自動会話システムを開発するソフトメーカー。現在、テキスト入出力による会話システムから音声入出力による自動会話システム「VOICE CAIWA」、音声応答に加えて動画出力も行えるマルチメディア「CAIWA」システムなどを提供している。
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