システム・テクノロジー・アイは11月15日、同社の提供する学習管理システムのラインアップを刷新し、「iStudy OnDemand」のブランド名でSaaS型のサービス提供を行うと発表した。サービスは同日より開始されている。
iStudyシリーズでは主にITスキルに関するものを中心とした468タイトルの学習コンテンツと受講者の受講履歴やスキル診断結果などの管理システムを企業向けに提供している。従来、インハウスでの導入が可能な、イントラネットサーバソフトウェアの「iStudy Enterprise Server」(iES)に加え、学習管理システムをASP型で提供する「iStudy Enterprise License」、iESのホスティングサービスである「iESホスティング・エディション」が提供されていたが、今回、iStudy Enterprise LicenceとiESホスティング・エディションの両サービスを「iStudy OnDemand」として統合する。
iStudy OnDemandには、4種のエディションが用意されている。大規模向けで、導入企業による独自の学習コンテンツの作成や独自URLの利用が可能な「Enterprise Edition」、部門レベルでの利用に適し、スキル診断機能やブログやWikiといった情報共有のためのツールが搭載された「Workgroup Edition」、基本料金が無料でエントリーの位置づけとなる「Professional Edition」、同じく基本料金が無料で個人での利用も可能な「Standard Edition」で、ユーザー規模や必要な機能によって選択が可能だ。いずれも学習コンテンツは「ユニット」と呼ばれる単位での利用が可能となっている。
iStudy OnDemandの利用価格(税別)は、Enterprise Editionが、初期費用30万円、利用料金が1ユーザーあたり3900円(ユーザー数により変動、iStudy全コンテンツの利用料金が含まれる)。Workgroup Editionが、基本料金10万円(100ユーザー以下。101名以上1000名以下の場合20万円)、コンテンツ利用料金は100ユニット13万円より。Professional Editionが基本料金無料、100ユニット13万円より。Standard Editionが、基本料金無料でコンテンツ価格のみで利用できる。
同社では、iStudy Enterprise Licenseの既存ユーザー企業約270社にiStudy OnDemandへの移行パスを提供するほか、初年度で100社の新規顧客獲得を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」