オラクル、2種の「Fusion Middleware」スイートを発表

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2006年10月26日 17時44分

 Oracleは米国時間10月24日、2種のミドルウェアソフトウェアパッケージをリリースして、「Fusion」製品ラインを拡充することを発表した。

 新たなパッケージ製品となる「WebCenter Suite」および「Business Intelligence Suite Enterprise Edition 10g Release 3」は、サンフランシスコで開催されている年次カンファレンス「Oracle OpenWorld San Francisco 2006」で発表された。

 Business Intelligence Suite 10g Release 3は12カ月以内にリリースされる予定で、Oracleの各種アプリケーションとFusion Middleware間の緊密な連係を実現するもの。また、「ホットプラグ」機能を用いて、サードパーティのデータソースと同社のシステムを接続することも可能だという。

 Business Intelligence Suiteは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいた技術やインテグレーション機能、強化型認証システムなどを提供すると、Oracleは説明している。さらに、IBMのデータベース製品「DB2」およびMicrosoftの「SQL Server」といった、サードパーティのデータソースに対するサポートも強化されている。

 Oracle Server Technologies担当シニアバイスプレジデントThomas Kurian氏は、OpenWorldで基調講演を行い、「われわれの新たなビジネスインテリジェンスツールは、さまざまな問題を分析する機能や、そうした問題を修復するダッシュボードを搭載している」と説明した。

 同時に発表されたWebCenter Suiteは、Fusion Middlewareに含まれる新しいコンポーネントだ。標準に準拠した同ソフトウェアは、Web 2.0アプリケーションを開発し、さまざまなタイプのコンテンツにアクセスするための製品である。

 例えば、同ソフトウェアを利用してアプリケーションを統合し、新しい方法で情報を表示することなどができるという。wikiやVoIP(Voice over IP)サービス、RSSフィードなどにも対応している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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