ITXグループの人材サービス会社アトラクス ヒューマネージは9月22日、新卒採用向けのエントリーシート(自己紹介書類)自動採点システム「E3」を、10月1日からASP型で提供すると発表した。1000人以上の応募者数がある企業の採用選考業務に効果を発揮するとしている。
同社によると、最近はウェブを介したエントリーシート提出の普及により、1企業あたりの応募者数が増大し、選考担当者の業務が膨大になっている。また、そのために複数の担当者が業務にあたることが多くなり、選考基準が一定しない場合があるという。
E3はエントリーシートの文章を自動解析し、「語彙力」「説得力」「表現力」の3つの要素から総合評価を出す。評価結果は、大学4年生約20万人分のエントリーシートのサンプルをもとに指数(偏差値)化する。
3つの要素のうちいずれか1つが突出していると、バランスを失しているとして、総合評価から減点するのが特徴。また企業ごとに特定のキーワードを指定し、それが文中に含まれている場合、追加得点として計上することができる。採用選考業務の効率改善と、評価基準の統一による公平性、妥当性の向上を図れるという。
利用料金は、標準プランで、採点処理料が1人あたり1000円。大量利用向けに年間費用が50万円、採点処理料が1人あたり300円の割引プランも用意する。2006年度で20社への導入を計画しており、3年後に1億円の売り上げを目指す。
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