東日本旅客鉄道(JR東日本)は7月22日、同社が乗務員の起床に使用している自動起床装置を一般向けに販売すると発表した。販売はジェイアール東日本ネットステーションの運営するインターネットサービスサイト「えきねっと」で7月23日に開始された。
自動起床装置は音声を使わずに確実に起床するための装置で、JRの乗務員宿泊施設などで利用されている。敷き布団の下に入れて使用するゴム引き布製の空気袋と送風機、時間セット装置などからなり、設定時間になると空気袋が膨張と収縮を繰り返し、起床が促される仕組みだ。
製品名は「おこし太郎」で、価格は9万8000円(税・送料込み)。今回販売される製品は、時間セットの機構がJR東日本で利用している装置とは異なるが、他は同じ内容。
JR東日本では、フジテレビ系列で2003年7月9日に放送された番組「トリビアの泉」のなかで自動起床装置が紹介されたことからこの装置について一般から問い合わせを受け、販売の検討を進めてきたという。早朝から仕事をする人や受験勉強、スポーツ観戦などで深夜に起床したい人などの需要を見込んでいる。
おこし太郎の使用例
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」