セガが、2004年発売予定のパソコン用オンラインゲーム「ダービーオーナーズクラブ オンライン」のシステムインフラとして、日本IBMのLinux対応ブレードサーバIBM eServer BladeCenter HS20を採用した。日本IBMが12月19日に明らかにしたもの。システムの構築および導入は、兼松エレクトロニクスが行った。
ダービーオーナーズクラブ オンラインは、パソコン用のオンライン競争馬育成シミュレーションゲーム。オンラインゲームを提供するには、多くの利用者が同時アクセスしても劣化しない高い性能と、24時間365日の継続的な稼動を実現可能な信頼性が不可欠という。「システム管理ソフトウェアIBM Directorを導入することで、障害の事前予測が可能となり、導入/構成/管理が容易になる」(日本IBM)
同ゲームを開発したヒットメーカーは、日本IBM製ブレードサーバ導入の理由として、省スペース/パフォーマンスの両立と、オンラインゲームサービス運用に必要不可欠なサーバネットワークの冗長化をIBM BladeCenterで実現可能なことを挙げている。さらに「日本IBMATS(アドバンスト・テクニカル・サポート)部隊の優れた技術支援や、当社のLinuxに対する充実した保守体制も高く評価している」(日本IBM)
ヒットメーカーは、現在20枚のIBM eServer BladeCenter HS20でシステムを構築している。正式サービス開始時までには約50枚の構成に拡張し、10万人規模のアクセスに対応できるようシステムを強化する。それ以降も、利用者規模の拡大に合わせてシステムを拡張する予定。
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