次期Sambaの2回目のテスト版が公開された。同版では、多数のバグが修正されたほか、さまざまな機能の改善が図られている。
Sambaは、UnixやLinuxシステムにおいて、Windowsのファイルサーバやプリントサーバ機能を提供するオープンソースソフトウェアだ。
Samba開発者のJelmer Vernooij氏は米国時間3月23日、「Samba 4の2回めのテクノロジープレビューをアップロードしたところだ」と、同プレビュー版のアップデートを発表した電子メールで述べた。Microsoftの「Active Directory」ID管理ソフトウェアをエミュレートする機能が搭載されたSamba 4の最初のプレビュー版は1月に発表された。
VernooijによるとSamba 4の2回めのテスト版を公開した目的は「ユーザーや管理者、開発者に開発の進展状況を評価してもらい、フィードバックやサポートを得ることだ」という。
開発チームは、内部APIやコードの質を改善するなど、最初のテスト版に80カ所以上の修正を加えた。
しかし、開発チームは現段階では、同ソフトウェアが実際の業務での利用には適していないと警告している。「現段階でプロダクションサーバをSamba 3からSamba 4にアップグレードすることは推奨できない。試験用サーバをアップグレードするにしても、設定内容とデータをすべてバックアップしておくべきである・・・Samba 4のテクノロジープレビュー版の動きはまだ安定していない」とリリースノートで述べている。
アップグレードされたSambaソフトウェアはこちらからダウンロードできる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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