XenSourceは米国時間5日、同社のオープンソース仮想化ソフトウェア「Xen」の第3版をリリースした。新版では、企業顧客向けの機能強化が図られている。
Xenは、複数のオペレーティングシステム(OS)がプロセッサやメモリなどのコンピュータリソースにアクセスする方法を制御するソフトウェアで、こうした製品は「Hypervisor」と称されている。仮想化ソフトウェアは、異なるOSを利用している複数のアプリケーションを1台のマシンで稼働させるためにしばしば用いられている。
XenSourceは、Xenの開発に当たるオープンソース開発コミュニティを率い、関連製品およびサービスを販売している企業。
Xenのバージョン3は、最大32基のプロセッサを搭載する大規模なマルチプロセッササーバ上での動作が可能になり、プロセッサのホットプラグにも対応した。これにより管理者は、異なるCPU間のコンピューティング負荷を均一化することができるようになる。
同新バージョンには、仮想化技術を実装したIntelチップ上で稼働する機能が備わっている。XenSourceは、2006年初頭にもAMD製「Pacifica」の仮想化技術に対応する意向だと述べている。
今回はXenの新版に加え、仮想マシンの大規模導入を統括する管理者用ツール、「XenOptimizer」もリリースされた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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