Microsoftによれば、電子メールサーバ「Exchange 12」などのリリース予定製品の一部は、64ビットプロセッサ搭載機でのみ稼働することになるという。
Microsoftの幹部は管理ソフトウェア顧客向けカンファレンスで、同社のサーバアプリケーションおよびオペレーティングシステム(OS)を64ビットプロセッサ対応としていく計画について詳述した。
Microsoftは2006年末までにExchange 12を発表する予定だが、これはx86対応64ビットサーバでしか稼働しないと、同社のインフラストラクチャサーバマーケティング担当ゼネラルマネージャBob Kellyは述べている。
Kellyはさらに、Exchangeや「SQL Server」データベースなどのアプリケーションのパフォーマンス向上に最も影響するのが、64ビットチップだと話す。
「IT専門家は64ビット(プロセッサ)搭載サーバの総数を整理縮小でき、ユーザーはより容量の大きな電子メールボックスを利用できるようになる」(Kelly)
「Longhorn Server R2」や小規模ビジネス向けLonghorn Serverも、同社が提供する中規模企業向けバンドル製品「Centro」と同様に、x86対応64ビットチップ専用となる。Longhornサーバは2007年にリリースの予定で、後続のR2はその2年後に発表されるという。
Kellyは、Microsoftが「System Center Essentials」と称する製品を開発中で、これが特に中規模企業に向けた管理製品であることを明らかにした。ただし、リリース日については明らかにしなかった。
Kellyはまた、Microsoftは間もなく発表する「Microsoft Operations Manager」バージョン3にアプリケーションレベルの監視機能を搭載し、現行のハードウェアレベルでの監視機能を補完する意向だと話している。
Microsoftによれば、「Microsoft Virtual Server Release 2」は12月の第1週には提供され、スタンダードエディションは1サーバ当たり99ドル、エンタープライズエディションは同199ドルになるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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