既報の通り、MySQLが米国時間24日にオープンソースデータベースの大型アップグレードとなる「MySQL 5.0」を発表した。2年以上の時間をかけて開発された新機能には、ストアドプロシージャの記述や、SQL機能のサポート拡大などが含まれる。また新製品では、(イベントをプログラム的に動作させる)トリガーやビューの定義を行ったり、データベースの特定部分へのユーザーアクセスを制限したりすることも可能だ。さらに、同製品は「Federated Storage Engine」や「Archive Storage Engine」などの機能を搭載するほか、OracleやSQL ServerなどのデータベースからMySQLへの移行を支援するマイグレーションツールキットも含まれる。
MySQLデータベースがアップグレードされた背景には、オープンソース製品を企業の間で普及させたいという同社の思惑がある。MySQLの導入数が600万件にものぼると主張する同社は、NovellやDellと提携して、製品をさらに普及させようとしている。MySQL 5.0は、サポート付きの有償ソフトウェアとしても、オープンソースソフトウェアとしても利用することが可能だ。同社ウェブサイトでは、MySQL 5.0をGNU GPL(General Public License)の下でダウンロード提供している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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