Microsoftは、先ごろリリースしたWindows 2000用アップデートに見つかった互換性の問題を修正する作業を進めている。
同社は、6月に公開した「Windows 2000 Update Rollup」が、登場から5年が経つ同OSにとって最後のメジャーアップデートになるとしていた。だが、これらのパッチが一部ユーザーのシステムで問題を引き起こしていることから、同社ではその修正に取り組んでいることを明らかにした。
同社のPeter Houston(Windowsサービス戦略担当ディレクター)は声明のなかで、「Windows 2000のUpdate Rollup 1は、現在までに数百万回ダウンロードされているが、ごく一部でいくつか問題が発生している」と述べている。
Microsoftはまた、これらの問題の多くは回避策が見つかったため、Update Rollupをダウンロードサイトから削除することはないと述べた。Houstonは、Update Rollupをダウンロードし、動作が確認できているユーザーは特に問題ないが、まだこれをダウンロードしていないユーザーは「Microsoft Knowledge Base(MKB)」を参照し、問題が発生しそうかどうかを確かめるべきだと述べている。
Houstonは、アップデートされたパッチが用意される正確な時期については明らかにしなかった。
「この問題はまだ修正中で、現在は、準備でき次第早急にアップデート版パッケージを公開できるよう取り組んでいるところだ」(Houston)
Microsoftは昨年後半に、Windows 2000については5回目のサービスパックは公開しないとし、代わりに最後の大規模なアップデートとして「Update Rollup」を公開した。このアップデートは、これまでにリリースされたパッチを中心にまとめたものだが、Microsoftはいくつか変更箇所がある可能性にも言及していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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