Microsoftは米国時間28日、Windows 2000に大幅な改訂を加える修正プログラム集を公開した。同ソフトウェア向けの大型修正プログラムは、これで最後と考えられている。
今回Microsoftが投入したプログラムは、5年前に発表したオペレーティングシステム(OS)Windows 2000に向けたもので、「Update Rollup」と称されている。Windows 2000のサポート体制は、6月末に従来のメインストリームサポートから延長サポートへ移行する予定だ。Microsoftでは、延長サポートが適用されている製品には機能を追加しないことを原則としており、Update Rollupも新たな機能を製品に付与するものではなく、主にこれまでリリースされた複数のパッチから構成されている。
Microsoftの広報担当によれば、Update Rollupには過去のパッチのみならず、「これまでのセキュリティアップデートで公開されなかった、低〜中レベルのセキュリティ問題に対する修正も含まれている」という。同OSのアップデートに関し、Microsoftは2004年11月、5番目となるサービスパックではなく、Update Rollupを提供していくことを明らかにしていた。結果的に、2003年3月にリリースされた「Service Pack 4」が、Windows 2000向けの最後のサービスパックとなった。
Windows 2000は、その後Windowsのほかの複数のバージョンが市場に投入されたにも関わらず、企業や小規模なビジネスにおいて非常に高い人気を今も維持している。AssetMetrixの最新の調査によると、Windowsベースのビジネス用デスクトップのほぼ半数で、同OSが利用されているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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