ソースネクストは6月21日、新たなる戦略として「全方位コモディ化戦略」を発表、その一環としてターボリナックスのOS「Turbolinux Personal」を1980円で発売すると発表した。
同社は2003年2月から「コモディ化戦略」を打ち出し、実施してきた。これは従来のパソコン用ソフトが高価かつ限られた場所でしか購入できなかったのを、より手軽に購入し利用できるようにするという戦略だ。低価格かつスリムなパッケージの製品をコンビニエンスストアなど身近なところで購入することができる、というコンセプトで「Quality1980」シリーズを展開してきた。
この戦略を実施した結果、年間の売上げ本数が2002年の174万本から462万本へと大幅に増え、売上げ金額も56億円から93億円へと伸びた。販売本数シェアも20.9%となり、2年連続で1位になった。
同社はこの成功を受け、さらにターゲットを拡大する「全方位コモディ化戦略」を今後実施していくとしている。具体的には、対象プラットフォームをWindowsのみからMacintosh/Linuxへと拡大させ、扱うソフトの内容もジャンルと対象年齢層などを拡大させるとしている。Linux対応アプリケーションは2008年度までに50タイトルを目指して拡大する予定だ。
新戦略の第1弾として発表されたのが、ターボリナックスのデスクトップ向けOS「Turbolinux 10 Desktop」から商用ソフトウェアなどを除き、基本機能をベースにカスタマイズしたインターネットOS「Turbolinux Personal」だ。同社の「Quality1980」シリーズに追加され、1980円で販売される。
また、この製品にマルチメディア機能などを追加した「Turbolinux Multimedia」も3970円で発売する。発売日は、8月5日の予定だ。
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