NECと日本BEAシステムズは6月15日、携帯電話や無線ICタグ(RFID)などを活用したユビキタスシステム分野で協業すると発表した。電子チケット発行に使うウェブアプリケーション用のテンプレートなど、システム部品を共同開発する。成果物は7月より無償提供していく。
両社の開発するシステム部品を利用すると、NECのモバイル電子チケット/会員証サービス基盤ソフトウェア「LightHolder」による開発作業を省力化できるという。LightHolderおよびアプリケーションサーバ「BEA WebLogic Server」の両製品を購入した企業向けに、開発環境「BEA WebLogic Workshop」のオプション部品として提供する。
さらに、協業の一環として、アプリケーションサーバの耐障害性/運用性向上を実現する新製品「MCLogic」を共同開発した。障害発生時の自動復旧や障害解析情報の自動採取などを可能とするNECのミドルウェア「DiosaGlobe MCOne」と、アプリケーションサーバ製品系列「BEA WebLogic」をパッケージ化した製品で、同日より出荷を開始する。税別の希望小売価格は50万円から。今後3年間で300システムの販売を見込む。
両社は、NECのRFID管理用ミドルウェア「RFID Manager」と、ビジネスプロセス統合基盤「BEA WebLogic Integration」の連携に関する動作検証も共同で実施する。マーケティング活動や販売推進活動でも協力する。
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