Microsoftは米国時間22日、「Microsoft Update」のベータ版をリリースした。同社によると、これによってWindowsやOfficeなどの各種Microsoft製プログラムが常に最新バージョンに維持されるようになるという。
この無償プログラムは今年中に最終版がリリースされる予定で、Windows XP、Windows 2000、Windows Server 2003のユーザーは、すべてのアップデートを自動ダウンロードするか、手動で入手するパッチを選択できるようになる。
Microsoft会長のBill Gatesは、2月に行われたRSA Conference 2005の講演で、同プログラムのベータ版を今月リリースすると約束していた。
Microsoft Updateは現在のところ、WindowsやOfficeのほか、データベースのSQL Serverや電子メール/カレンダーソフトのExchangeに対応している。Microsoftによると、将来的にはもっと多くのプログラムをサポートしていく予定だという。
Microsoftにとって、パッチ管理の改善は重要な目標だった。Microsftの調査によると、同社がセキュリティの脆弱性に対応してからかなりの時間が経過しても、マシンにパッチをあてずにいるユーザーが多という。こうしたユーザーのマシンは、結局、セキュリティの脅威にさらされる。
Microsoftによると、同社はこれとは別に、「Windows Update」や「Office Update」の両ユーティリティも引き続き提供していくという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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