サンフランシスコ発--実はApple Computer製品のなかに、Intelのチップを採用しているマシンがあることが明らかになった。ただし、これは一部の人々が期待していたようなものではない。
Appleに対しては、かなり前からMac OS XをIntelプロセッサ搭載マシンでも動かせるようにして欲しいという声が上がっていた。Appleはこの要望を聞き入れてはいない。しかし、同社はストレージシステムのXserve RAIDで、Intel製プロセッサをすでに採用しているのであった。
このラックマウント式のストレージシステムは、今週当地で開かれているIntel Developer Forumで展示されている。このXserve RAIDは、IBMやDellなどの製品に囲まれる形で、同じラックのなかに収まっていた。
Intelのマーケティング資料によると、このXserve RAIDに使われているのは「IOP 331」というチップで、XScaleプロセッサから派生したものだという。多くのストレージシステムに採用されているIOPチップは、データの入出力を高速化するように設計されている
しかし、Intel製チップの採用が大きな流れになることはなさそうだ。AppleはIBMとFreescale Semiconductorが生産するPowerPCチップから離れたがっていない。
同社のCFO、Peter Oppenheimerが先月、Appleには現在採用しているチップ以外にMax OS Xを対応させる予定はないことを改めて強調した。また過去にも、CEOのSteve Jobsが、他のチップへの対応は技術的には可能だが、そうする必要を感じないと述べたこともあった。
この件に関して、アップル関係者のコメントは得られていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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