NECは8月27日、90cmの高さから鉄製の床に落としても壊れない耐衝撃性(ただし非動作時)を備えるノートPC「FC-NOTE」の販売を同日開始すると発表した。使用可能な温度範囲がセ氏−20〜55度と広く、ほこりや水滴にも耐える防じん/防滴設計を採用。車輌搭載や工場/建築現場、屋外などの厳しい環境条件で使用できるという。価格はオープン。10月8日に出荷を開始する。
タッチパネル付きモデルを用意し、工事現場や建設現場などでの利用に配慮した。バックライト付きキーボードを選択可能で、夜間や暗いところでの使用にも対応できる。タッチパネルとキーボード用バックライトの有無により、3種類のモデルを設定した。
プロセッサは、動作周波数1.1GHzの超低電圧版インテル Pentium Mプロセッサ。XGA(1024×768ピクセル)表示可能な12.1インチ型のTFTカラー液晶を搭載し、内蔵HDDは40Gバイト。メモリは最大1Gバイトまで拡張できる。リチウムイオンバッテリーで約5時間駆動する。
モデム(56Kbps、V90)、イーサネット(100BASE-TX/10BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11b)の使用が可能。そのほかのインターフェースは、シリアル、外部ディスプレイ、USB2.0(2ポート)、マイク、オーディオ出力、PCMCIA(TypeII)。
大きさは幅276×奥行き239×厚さ43mm。重さは2.7kg。
同社は、今後2年間で2万台の出荷を見込む。
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