NECは8月4日、音声データのなから指定したキーワードを含む会話部分を高速検索/抽出できるソフトウェアVoiceSearchを発表した。同日より販売を開始する。
VoiceSearchは、米Nexidiaの音声検索エンジンを採用。7時間分の通話データを1秒以内に検索できるほか、ANDやORなどによる条件検索にも対応している。検索にあたって、事前に音声データのテキスト化や単語登録などを行う必要はない。そのため、「これまで2カ月〜3カ月かかっていた検索システムの本格的な利用開始までの期間を、1週間〜2週間に短縮できる」(NEC)。
サーバ1台で、1日約300時間分の通話音声データの処理が可能。検索できる音声ファイルの形式はWAVE、MP3、MPEGなど。音声ファイルを指定したフォルダに置くと自動的に解析処理が始まるので、既存の録音システムへの追加導入が容易という。
NECは、インターネットサービスBIGLOBEのコンタクトセンターにおいて、VoiceSearchの試験導入を予定している。また、NECマグナスコミュニケーションズが、同社の通話録音システムNiceLogとVoiceSearchを組み合わせたソリューションの提供を始める。
VoiceSearchの価格は460万円から。出荷開始は9月1日の予定。NECは、今後3年間で300システムの販売を見込む。
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