NECは7月8日、複数のOSに対応した企業向けサーバの新製品系列「NX7700iシリーズ」を発表した。Itanium 2プロセッサを搭載し、HP-UX、Linux、Windowsの同時使用が可能。最大64プロセッサ構成が可能な最上位モデルNX7700i/3160H-64から、エントリーモデルの3010E-2まで7モデルを用意する。
NX7700iシリーズは、3020H-8以上のモデルで、最大4個のプロセッサを搭載可能なセルカードを複数装着できる構造を採用。セルカードの枚数を増やすことでプロセッサ数も増やせる。また、セルカード単位でそれぞれHP-UX/Linux/Windowsサーバとして分割して同時に稼働させることが可能である。対応OSは、HP-UX 11i v2、Red Hat Enterprise Linux、Windows Server 2003の3種類。
「1台のサーバで複数OS環境を構築できるので、サーバ統合/集約や、バックエンドシステムの一元化とシステム運用管理の効率化を図れる。セルカードやサーバ資源を異なるOS環境に転用することも可能で、サーバに対する投資効果の最適化につながる」(同社)
システム運用管理ソフトSystemGlobe GlobalMasterを利用すると、あるセルカードが故障した場合、サーバに装備されている代替セルカードを使ってシステムの自動復旧が行える。また、すべてのデータバスに1ビットエラー訂正/検出機能を装備しているほか、電源およびファンの冗長構成、サーバ制御用サービスプロセッサの二重化(3080-H-32、3040H-16のみ)にも対応している。
各モデルのハードウェア最小構成、搭載可能プロセッサ数、税抜き希望小売価格、出荷開始時期は以下の通り。
【NX7700i/3160H-64】
【NX7700i/3080H-32】
【NX7700i/3040H-16】
【NX7700i/3020M-8】
【NX7700i/3010L-4】
【NX7700i/3010L-2】
【NX7700i/3010E-2】
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