日本HPとオラクル、シスコ、64ビット環境の共同検証で協力

ニューズフロント2004年06月30日 14時47分

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、日本オラクル、シスコシステムズの3社は6月30日、64ビットコンピューティング環境の提供に向けた共同検証を7月に開始すると発表した。各社の製品を持ち寄ってサーバ50台、ストレージ35Tバイトという「日本最大級のシステム環境」(3社)を構築し、データベースサーバ、メインフレームの置き換え、グリッドコンピューティングに関して検証する。作業は2005年5月まで行う予定。

 検証は、HP Integrityサーバ、HP StorageWorks、Oracle 10g、Cisco MDS9000ファミリ、Cisco Catalystシリーズを組み合わせ、64ビット環境を構築して実施する。具体的な検証項目は以下の通り。

  • 64ビットWindows環境でのデータベース構築:
     同環境におけるOracleデータベース構築時の基本データとノウハウを顧客やパートナーに提供するため、32ビット環境からの移行、性能計測/サイジング、クラスタ構築について検証する
  • メインフレームの置き換え:
     従来メインフレームで実現されていたシステムをオープン化するため、技術検証と基本データ蓄積を行う。特に、信頼性/可用性を確保するHigh Availability機能の検証と、安定性向上につながるハードウェア、OS、データベース、ネットワークの整合性確認を実施する
  • グリッドコンピューティング:
     グリッドコンピューティングを実現するためのノウハウ蓄積を目的とし、Oracle 10gの評価や既存データベース環境からの移行を行う

日本ヒューレット・パッカードのプレスリリース
日本オラクル
シスコシステムズ

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