デル(浜田 宏社長)は6月16日、災害復旧(ディザスタリカバリ)システムを構築するサービスを約4000万円からという低価格で提供すると発表した。
災害復旧システムは、遠隔地に設置したストレージを専用ネットワークで接続し、本番サイトとデータの同期を取ることで事故が起きた際の業務継続を実現するシステム。これまでシステムの構築や運営には、高価なハイエンドストレージ製品やソフトウェア、拠点間を接続する専用回線、高度なエンジニアリングスキルを必要としていた。
今回、コストパフォーマンスに優れた「Dell|EMC」ストレージと設計・構築サービス、ストレージ専用のIPネットワークをパッケージ化し、同社のシステム構築・運用のノウハウを生かすことで、これまで一般的に数億円規模のコストがかかっていた災害復旧システムを4000万円程度で構築する。
システム構築にあたっては、技術コンサルティング部門「デル・プロフェッショナル・サービス事業部(DPS)」が一元窓口となり、システムの設計から構築、運用までを総合的に支援していく。またオプションで、システムの運用/保守サービスも提供する。
なお、ネットワークも含めたシステム全体のサービスレベルの均質化を目指すため、拠点間の距離は、60km−200km程度を基本とする。
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