ミラクル・リナックスは、NECとクラスタ分野での提携関係を強化し、クラスタソフトウェアパッケージ製品MIRACLE CLUSTERPRO - Asianux Insideの出荷を6月30日に開始する。両社が5月24日に明らかにしたもの。ミラクル・リナックスは、同パッケージのサポートサービスも提供する。
MIRACLE CLUSTERPRO - Asianux Insideは、LinuxサーバOSであるMIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Insideと、OEMのクラスタソリューションCLUSTERPRO Ver3.0をパッケージ化した製品。ミラクル・リナックスは同製品を「自社製品と同等の製品と位置付ける」としている。一方、NECはいち早くMIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Insideの動作検証やベンチマークテストを実施するとともに、ミラクル・リナックスのサポート支援も行う。
同パッケージは、プロセッサ数最大32個、メモリサイズ最大64Gバイトのサーバに対応しており、拡張性の高いクラスタシステムを構築できるという。ジャーナルファイルシステムXFSにも対応し、「システム復旧時間を大幅短縮、より安定した連続運用が可能」(両社)。
同パッケージの税込み価格は63万円。サポート料金は37万8000円。MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside(×2)とCLUSTERPRO SE/LE(2CPU)V3.0(×1)で構成される。
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