大日本印刷は2月27日、NTTドコモ関西および七彩と共同で、「電波マネキン/ディスプレイシステム」を開発したと発表した。導入費用は、電波マネキン/ディスプレイ一体、ICタグ1000個配布の場合で300万円〜。
電波マネキン/ディスプレイシステムは、来店者がマネキンやディスプレイに対してICタグをかざすと、来店者の携帯電話にメールで情報が配信されるサービス。ICタグはカード型もしくは携帯電話ストラップとして配布される。ICタグには個別のIDが記録されており、このIDと携帯電話のメールアドレスがサーバ上で関連つけられて登録されている。
電波マネキン/ディスプレイシステムは現在、マネキンボディ型、シェフ人形型、ハートオブジェ型の3つのタイプが用意されている。注文に応じてさまざまな形状のオブジェにICタグ読み取りリーダを内蔵することもできる。
主な使用例としては、電波マネキンにアパレル商品を着せて、商品の色やサイズといった情報、コーディネート情報などを携帯メールで配信したり、デパートやスーパーの食品売り場において、シェフ型電波ディスプレイからおすすめメニューやレシピ情報を配信したりできる。
大日本印刷では、ポスターにICタグ読み取り機能を付加した「電波ポスター」サービスを展開してきた。、今後、電波マネキン/電波ディスプレイという三次元オブジェをラインナップに加え、活用シーンによって、最適な情報サービスを提供する。
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