エッジは1月7日、企業・自治体・教育機関向けのサーバ集約型コンピューティング実証実験を1月9日に開始すると発表した。実験は神奈川県立上溝高等学校で3月末日まで実施される。
今回の実験は、LindowsOSもしくはLindowsCDを利用するクライアントPCからネットワーク経由でサーバに接続し、サーバ上で動作しているWindowsアプリケーションを端末側からリモートで操作するもの。サーバ側では、アプリケーションホスティングツールとして米GraphOnのGo-Globalを採用。ウェブ経由で端末からリモート操作できるようになる。この結果、LindowsOS上でWindowsアプリケーションが動作しているのと同様の操作感を実現する。
実験は、クライアント端末にLindowsOSを利用することで、導入コストを低減できるのが特長。また、Windows98以前のOSでしかサポートされない業務アプリケーションを継続利用する必要がある場合や、コスト削減の面から手持ちのIT資産を有効に利用したいという要求に応えることができる。また、クライアントがLinuxベースのため、ウイルス対策などセキュリティ面での対策をとりやすくなる。
エッジでは、「多くの組織がオープンソースであるLinux環境への移行を検討しつつも、企業・自治体・教育機関等の現場では、すでに利用しているアプリケーションを継続して利用する必要性から異なる環境への乗り換えを躊躇するケースも見受けられる。そこでエッジは関係する各企業と協力して、この問題を克服する企業・自治体・教育機関向けソリューションとして、今回実証実験を行うSBC(Server Based Computing)を提唱する」とコメントしている。実験には、きっとエイエスピー、富士通、ミラクル・リナックス、サン・マイクロシステムズが協力する。
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