シマンテックは12月24日、03年の「ウイルス/ワーム トップ10」および「
脆弱性トップ10」を発表した。このランキングは、同社のセキュリティ・エキ
スパートで組織される「セキュリティ・レスポンス」がまとめたもの。03年の
「ウイルス/ワーム トップ10」は以下の通り。
- 1位 「W32.Bugbear.B@mm(バグベア)」 11万7396件 [11.06%]
- 2位 「W32.Klez.H@mm(クレズ)」 8万2763件 [7.80%]
- 3位 「HTML.Redlof.A(レッドロフ)」 3万9236件 [3.70%]
- 4位 「W95.Hybris.worm(ハイブリス)」 2万3556件 [2.22%]
- 5位 「W32.Sobig.F@mm(ソービッグ)」 2万1751件 [2.05%]
- 6位 「W32.Blaster.Worm(ブラスタ)」 2万271件 [1.91%]
- 7位 「W32.Swen.A@mm(スウェン)」 1万7700件 [1.67%]
- 8位 「W32.Nimda.E@mm(ニムダ)」 1万2211件 [1.15%]
- 9位 「W32.Bugbear.B.Dam(バグベア)」 1万781件 [1.02%]
- 10位 「W32.Bugbear.B.Dam(バグベア)」 1万393件 [0.98%]
「セキュリティ・レスポンス」では、03年のインターネット・セキュリティ
問題の特徴として、
- 03年最悪のインターネット脅威は「W32.Bugbear.B@mm」
- 上位10個の脅威のうち、6つまでが拡散の速い大量メール発信型ワーム、
- 02年に猛威をふるった「W32.Klez.H@mm」は、今年もしぶとく第2位に残る
――の3点をあげた。
また、「脆弱性トップ10」は以下の通り。
- 1位 「Microsoft Windows DCOM RPCインターフェイスのバッファ・オーバーラ
ン脆弱性」
- 2位 「Microsoft RPCSS DCOM Interface Long Filename Heap Corruptionの脆
弱性」
- 3位 「Microsoft Windows ntdll.dllバッファ・オーバーフローの脆弱性」
- 4位 「Sun Solaris SAdminクライアントのクレデンシャルの脆弱性により、管
理者権限でのリモートからのアクセス」
- 5位 「Sendmail Address Prescanのメモリ破壊に対する脆弱性」
- 6位 「Multiple Microsoft Internet Explorer Script Executionの脆弱性」
- 7位 「Microsoft Windows Workstation Serviceリモート・バッファ・オーバ
ーフローの脆弱性」
- 8位 「Samba 'call_trans2open'リモート・バッファ・オーバーフローの脆弱
性」
- 9位 「Microsoft Windows ロケータサービスのバッファ・オーバーフロー脆弱
性」
- 10位 「Cisco IOS不正なIPv4パケットシーケンスによりサービス拒否攻撃に対
する脆弱性」
シマンテック