T-Engineフォーラムとサン・マイクロシステムズは12月10日、T-Engineプラットフォーム上へのJava実行環境の実装を共同で行い、同日実装が完了したと発表した。今回、T-Engineプラットフォーム上に実装したのは、Java 2プラットフォームの組み込み機器向け実行環境「Java 2 Micro Edition(J2ME)CDC/Foundation profile」。
これまで、携帯端末などの組み込み機器向けのアプリケーションは、ITRONの仕様を元にした独自のOS上に構築されてきた。オープンなJava実行環境を実装することにより、これまで各社各様であったアプリケーション開発環境の統一が促進される。また、T-Engineプラットフォームで、標準のTRONコードを扱うJavaプロファイルを実装することにより、TRONコードで取り扱い可能なさまざまな言語を、Javaアプリケーションでも扱うことが可能となった。
T-Engineフォーラムでは、Java技術の有効性を実証するために フォーラム内にJavaワーキンググループを設置し、仕様の検討およびリファレンスの実装を行ってきた。その結果を元に、YRPユビキタスネットワーク研究所がリファレンス実装を行っている。
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