アドビシステムズ(石井幹社長)は、「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustorator(イラストレーター)」などのデザインソフト5製品の新バージョンを、2004年1月中旬から販売開始すると発表した。
また、新バージョンの発売とともに、主要デザインソフトと新開発したファイル・履歴管理ソフト「Version Cue(バージョン キュー)」を組み合わせたパック製品「Creative Suite(クリエイティブ スイート)」も販売開始する。
今回バージョンアップしたのは、
――の日本語版。「フォトショップ CS」には、「ImageReady(イメージレディ) CS」を同梱。なお、新バージョンから「アクロバット」以外のバージョン名をこれまでの数字表記から「CS」と改めた。
「クリエーティブ スイート」は、これらのソフトと新開発の「バージョン キュー」を組み合わせたパック製品。上位モデルの「Premium版」と標準モデル「Standard版」を用意しており、「Premium版」では、バージョンアップした6製品と「バージョンキュー」を組み合わせたモデル。一方、「Standard版」は「Premium版」から「アクロバット CS」と「ゴーライブ CS」を含まない4製品で構成されている。
新開発した「バージョン キュー」は、ファイルの検索、保存、修正作業や履歴管理を用意に行えるファイル管理ソフト。米アドビシステムズのジム・ヒーガー上席副社長は、「ファイル管理におけるさまざまな作業時間の短縮を実現できる製品。ユーザーがよりクリエイティブな仕事に時間を費やすことができる」と話す。
石井幹日本法人社長は、「クリエーティブ スイート」について、「デザイナーやクリエイターは、さまざまメディアやツールに対応しなければならないのが現状。『クリエーティブ スイート』は、デザインに関する総合的なサポートを提供する最高のクリエイティブプラットフォーム」と、自信を示している。
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