ソフォス(本社・横浜市、アラン・ブロデリック社長)は12月3日、2003年におけるコンピュータウイルスの報告数を集計した「年間トップ10ウイルス」を発表した。「年間トップ10ウイルス」は以下の通り。
2003年の「ワーム・オブ・ザ・イヤー」は、大量のメールを受信ボックスに送信し、ネットワークを麻痺させ世界中のインターネットを停滞させた「Sobig-F」となった。同ウイルスの脅威は1年を通じて続き、ワーム作成者は次々と亜種を生み出した。「Sobig-F」の被害によって、何十万ものメール受信を記録した企業もあり、ソフォスカスタマーセンターに寄せられた報告の約40%を占める結果となった。
2位にランクインした「Blasterワーム」は、メール増殖型ではなく、Windowsのいくつかのバージョンに存在する重大なセキュリティホールを攻撃するもので、インターネット上で爆発的に蔓延した。
3位の「Nachiワーム」は、Blasterワームに感染したコンピュータを損害から復元するものだが、実際には混乱を拡大することとなった。BlasterとNachiワームは発生後4か月もの間、保護されていないコンピュータに感染し続けた。
なお、ソフォスでは2003年、7064の新規ウイルス、ワーム、トロイの木馬を検知・駆除対応し、合計で8万6000件以上に達している。
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