富士通は、東京三菱銀行からLinuxベースの業務システム向け端末更改作業を受注した。富士通が11月28日に明らかにしたもの。大手銀行で基幹系システムとしてLinuxを採用するのは、これが初めてという。本格運用開始は2005年4月から6月の予定。
更改対象となるのは、銀行間の資金取引や外為円決済などを行う本部システムで使用する端末。「業務の特性上、障害時の影響が大きく、システムとしての信頼性が絶対条件」(富士通)
この作業で富士通は、現在分散設置されている16台の端末コントローラーを、Linuxベースの端末コントローラー2台に集約する。これにより、システムの信頼性向上とともに、総所有コスト(TCO)削減を図るという。システム構築に使用する製品は、富士通のIAサーバPRIMERGY、ストレージETERNUS、ミドルウェアInterstage、パソコンFMVなど。
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