NTTと日立製作所は11月20日、企業における「どこでも安全で安心な」PC利用環境を実現する「ストレージセントリックネットワーク」のプロトタイプを共同開発したと発表した。
ストレージセントリックネットワークは、iDC内でOS、アプリケーション、データを一元管理し、クライアントは広域IP網を通じてデータをやり取りする。セキュリティパッチやウイルス対策などを、iDC側で一括管理できるという利点もある。また、万が一、クライアントのPCが盗難にあったり、置き忘れたりした場合でも、PC内にファイルを保管していないことから、企業の機密情報の漏洩を防ぐことができる。
企業におけるITシステムの高度化にともなって、台風や地震などの自然災害や企業テロなどのネット犯罪に対する解決策が求められてきた。ストレージセントリックネットワークを利用することで、ビジネスコンティニュイティ/ディザスタリカバリ(BC/DR)を向上させることができる。
NTTと日立では、今後、ストレージセントリックネットワークの適用先として、企業、自治体、教育機関などにおけるビジネスユースを想定して開発を進めていく予定だ。また、将来的には個人ユースにも適用できる技術を開発するとしている。
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