ソフトバンクBBと日本オラクルは10月31日、ユーティリティコンピューティングサービスの構築/運用に向けて協業すると発表した。これにより両社は、ATMを経由しないソフトバンクBBのピュアIPネットワークと、オラクルのエンタープライズグリッドコンピューティング技術を組み合わせ、「低コストで大規模なシステムを提供する」(両社)としている。
同サービス実現に向け、両社は以下に示す取り組みを進める。
サービスインフラと課金顧客管理を統合することで管理を一元化し、運用コストの削減を図る
エンタープライズグリッドコンピューティング環境を利用した、アプリケーションおよびコンテンツのオンデマンドサービスを実現する
具体的には、社内ファイルシステムの統合支援、カタログなどの印刷/出版支援システム、写真/映像などの保存サービスを提供する
さまざまなコンテンツアプリケーションサービスの構築を支援する開発環境を提供する
また両社は、同サービスを共同で構築するために「ユーティリティ・コンピューティング推進室」を設立し、具体的な作業を始める。ソフトバンクBBはサービス実現に必要なネットワークデータセンターを提供し、オラクルはOracle 10g製品の提供や技術サポートを担当するとしている。
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