日立製作所は10月27日、高さ3U(約133mm)のラックに最大14台のサーバモジュールを搭載可能なブレードサーバ、HA8000-bd/300の販売を本日から始めると発表した。
HA8000-bd/300は、サーバモジュールHA8000-bd/300SA1と、シャーシHA8000-bd/30030Uで構成する。1台のシャーシが14台のサーバモジュールに対応しているので、高さ38U(約1m69cm)のフルラックにサーバモジュールを最大168台搭載できる。同社製1Uラックマウント型サーバと比べると、設置面積は4分の1程度になる。
サーバモジュールのプロセッサは、動作周波数2GHzの低電圧版インテル Xeonプロセッサ。同社のインテル Xeonプロセッサ搭載モデルに比べ、消費電力が最大約分の1で済むという。
シャーシには、サーバモジュールのほかギガビットの通信ポートを3基備えVLAN機能を持つスイッチモジュール、さまざまな運用サポート機能を実現するためのマネージメントモジュールなどを搭載できる。その結果、「モジュールごとに冗長化して可用性を高められる」(同社)。
また、複数サーバモジュールへのOSやアプリケーションの一括インストールが可能なため、システム導入/保守(バックアップ)作業の効率が上がるという。「マネージメントモジュールと各モジュールは管理用の専用チャネルで接続しているので、サーバモジュールのデータ転送性能に影響を与えず装置の運用管理が行える」(同社)
HA8000-bd/300 | |
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サーバモジュールとシャーシの主な仕様、希望小売価格、出荷時期は以下の通り。
【サーバモジュール(HA8000-bd/300SA1)】
【シャーシ(HA8000-bd/30030U)】
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