NECは10月17日、エンタープライズおよびキャリアグレード領域におけるLinux事業を推進するため、既存の「OSSソリューションセンター」および「Linux技術センター」を統合・強化した統括組織「Linux推進センター」を11月4日付けで設立することを発表した。
同社は現在、「IT・ネットワーク統合ソリューション」の提供を推進しており、Linux関連システムの提供においても、企業・キャリア双方のニーズを的確に捉え、かつ迅速なシステム構築を実現できる体制の整備を進めている。
今回の「Linux推進センター」の設立は、こうした取り組みの一環となるもので、今後、これまでに培ったノウハウやリソースを同センターに集中し、顧客向けソリューションやLinux関連製品の提供、および中核技術開発機能の集約を行い、さらなるソリューション強化やユーザーサポートの向上、Linux新規適用領域の拡大など、積極的なLinux事業の展開に取り組んでいく。
また、全国6か所に設置した同社グループのLinux/OSS専門組織やセンターと同センターを連携することで、コンサルティングから保守サービスまでを含めたLinux関連のSI事業を推進し、より価値のあるシステムとサービスの提供に注力する。
具体的な活動としては、
──などを実施していく予定。
さらに、同センターを中心に、グループ内でのLinux関連技術者の育成を強化するとともに、これらのリソースをもとにして、エンタープライズ向けを中心としたLinuxソリューション提供を強化することで、Linux関連のシステム構築において、今後2年間に累計3000サイト達成を目指す。
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