日本ネットワークアソシエイツ(NAC、加藤孝博社長)は10月3日、03年9月におけるコンピュータウイルスの届出状況を発表した。この統計は、同社データセンターで把握している情報を基に、各ウイルスを検知・駆除したマシン件数を算出したもの。上位5位は以下の通り。
1位 「W32/Nachi.worm」 2728件
2位 「W32/Lovsan.worm.a」802件
3位 「W32/Klez.h@MM」673件
4位 「X97M/Laroux.a.gen」512件
5位 「VBS/Redlof@M」480件
9月は、「Lovsan」と「Nachi」が個人・SOHOを中心に依然として活発に活動した。前月ほどではないが、まだ対策がとられていないコンピュータが数多く存在することが想定される。とくに、PHSなどの接続を利用するモバイルコンピュータに対しては、プロバイダ内での感染の可能性を考慮し、今後も厳重な警戒が必要。
また、マイクロソフトが9月11日に緊急で新たなウインドウズの脆弱点(MS03-039)をアナウンスした。今後、悪用される可能性が非常に高いため、パッチをあてるなど早急に対応する必要がある。
同社・加藤義宏技術統括部長は、「第1にウインドウズOSの脆弱点が公開されたら速やかにパッチをあてる、第2に常にウイルス対策ソフトを最新の状態に更新すること、そして第3に、できればパーソナルファイアウォールをインストールすることの3点が重要」と注意を呼びかけている。
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