NECは9月11日、通信相手の状態(プレゼンス情報)に適した手段でコミュニケーションサービスや情報提供サービスなどを提供できる通信事業者向けソリューション、PARTNERSIPNET(パートナーシップネット)の販売を同日より行うと発表した。
同ソリューションでは、同社のSession Initiation Protocol(SIP)サーバCX6820-SSやプレゼンスサーバMX7840-PRなどのサーバ製品、メッセージングソフトウェアPARTNERSIPNET Messengerなどを組み合わせる。これにより、相手のネットワーク接続状況といったプレゼンス情報や趣味/趣向に応じ、音声、画像、動画などを適切に組み合わせたサービスを提供できる。また同社は、コンサルティングからシステム構築、運用保守までをソリューションに含め、顧客を総合的に支援するとしている。
PARTNERSIPNETで提供可能なサービスは以下の4種類。
PARTNERSIPNETのサービスは、メッセージングソフトウェアPARTNERSIPNET Messengerを使用するパソコンユーザー間のほか、パソコンユーザーと携帯電話機ユーザーとのあいだでもインスタントメッセージサービスやチャットサービスが利用できる。ベースとなるシステムは、SIPに加えSIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions(SIMPLE)にも対応している。
同ソリューションの提供開始は2003年11月の予定。ハードウェアとソフトウェア込みの価格は5000万円(500ユーザー)からとする。
また今後NECは、同ソリューションを活用したサービスの内容強化を図り、参加者同士のコミュニケーション形成を支援するサービス、多地点間で画像/音声/データをリアルタイムに共有可能なチャットサービス、無線ICタグやGPSと連携させたサービスなどを開発するとしている。
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