Linux技術者の世界的な認定機関であるLPI Inc.(リナックス・プロフェッショナル協会)の日本支部 NPO法人 LPI-Japan(成井弦理事長)は9月9日、日本国内におけるLinux技術者認定試験「LPIC」の延べ受験者総数が1万人を突破したと発表した。
Linux技術者認定試験「LPIC」は、01年の開始以来、中立的なベンダーニュートラルな資格として、さまざまな企業で取り入れられている。今回、国内の受験者総数の実績が延べ1万人を達成し、合格者総数は約7000人(03年8月末現在)となった。
受験者増加の背景としては、政府・自治体が推進している“e-Japan構想”の基幹システムとしてLinuxが採用されるなど日本におけるLinuxを取り巻く状況が大きく変革してきたことが挙げられるという。
主な受験者属性としては、不足していると言われるLinux技術者を増員することを目的としたIT関連企業からの受験が中心となっており、また、一方では、各種PCスクールからの受験者も増加傾向となっている。
LPI-Japanでは、来年3月までに延べ受験者総数1万5000人を予定しており、04年度には年間受験者が1万5000人、延べ受験者総数は3万人へ拡大すると見込んでいる。このため、学習環境の整備が必要となることから、PCスクールなどの教育機関との提携などをさらに促進していく考え。現在、6校の“認定校”を今年度中には、首都圏を中心として20校へ拡大する予定。
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