エッジは8月26日、パソコン本体にインストールせず、CD-ROMから起動できるLinux OS「LindowsCD 日本語版」を9月から販売開始すると発表した。LindowsCD日本語版を搭載して動くハードディスク装置非搭載のネットワーク専用端末「Lindows WebStation」も、9月から販売する。
LindowsCDは米Lindows.comが開発したLinux OS「LindowsOS 4.0」の特別版。CD-ROMドライブから起動でき、パソコンのハードディスク装置にインストールする必要がないため、すでに他社のOSをインストールしたマシン上でも使用可能。万一不具合が発生しても、CD-ROMをドライブから取り出して、再起動するだけで、パソコンを元の状態に戻せるという。
Lindows WebStationは、Lindows.comが7月にリリースしたパソコン。ハードディスク装置を搭載せず、データは基本的にウェブ上のストレージで管理する。端末内に個人データが残らない、不安定になり難い、製造コストが安く小型化が可能といった利点を備えるという。ホテルや駅、図書館といった不確定多数の人が訪れる場所や、サーバベースの企業向け大型ネットワークでの利用、家庭でのインターネットやゲーム、DVD鑑賞、テレビへの接続など向ける。
価格は、LindowsCD日本語版が5000円以下を、Lindows WebStationが2〜4万円を予定している。同社はLindowsCDの販売本数を今後3年間で200万本程度、Lindows WebStationの年間販売台数を55万台程度と見込んでいる。
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