富士通は7月31日、理化学研究所からLinuxベースのクラスタシステム構築業務を受注したと発表した。2048個のプロセッサで構成し、演算性能は12.4TFLOPSという。運用開始は2004年3月の予定。
同システムはグリッド技術を応用し、中央研究所、横浜研究所、神戸研究所、播磨研究所などの各研究拠点からも利用可能な大型計算機センターシステムを構築するもの。さらに、文部科学省が推進するInformation Technology Based Laboratory(ITBL)計画の計算ノードとして接続し、ITBL参加各機関のあいだで計算機資源の共有を行えるるよう予定している。
主な用途は、コンピュータをバイオテクノロジーに応用するバイオインフォマティクス。「ゲノム配列の相同性検索やタンパク質の構造/機能解析で現在稼動している最高性能のシステムと比べ、約7倍高い性能が期待されている」(富士通)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス