フューチャーシステムコンサルティング(金丸恭文社長)は、金融サービスを手がけるシンキ(前田直典社長)のメインフレームで稼動していた基幹系システムをPCサーバーとJavaで再構築した。
メインの開発言語には、Javaを採用し、従来約400万ステップ以上のCOBOL言語で記述されていたシステムを約130万ステップに置き換えた。開発は、フューチャーのミドルウェアおよび開発ツールを採用し、開発工数の削減とともに、処理のリアルタイム化を行った。バッチ処理で行われていた自動仕訳、日報集計などもオンライン処理に置き換えた。
また、一定時間ごとの閉め処理によって実現していた振込み予約もリアルタイム化することで、貸付までのリードタイムを大幅に短縮している。1400帳票以上出力されていたホスト帳票も全面的に見直しを行い、153帳票までに削減した。
同社では、同案件を機に、金融業界における基幹系のダウンサイジング案件の受注に弾みをつけたい構え。
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