富士通のシンガポール法人Fujitsu Microelectronics Asiaと米Motorolaは7月14日、Motorolaのアプリケーションプロセッサi.MX製品系列に、指紋検出/認識技術を共同で移植すると発表した。両社は、「これによりPDAなどの携帯機器に、指紋検出/認識/アクセス許可機能を容易に組み込める」としている。
富士通の指紋センサー技術は、指先の触れ方に関わらず指紋を読み取り、指紋パターンを判定できる点が特徴という。
一方Motorolaは、i.MXプロセッサ用に総合的な開発環境と参照設計を用意している。「同プロセッサを使用すると、さまざまな機能を備えたコスト効率の高い無線対応スマートハンドヘルドを開発できる。しかも部品点数は少なく、バッテリ駆動時間は長く、性能は極めて高い」(Motorola)
i.MX用開発環境であるi.MX Application Development Systems(ADS)は、Motorolaおよび販売店から現在すでに入手できる。Fujitsu Microelectronics Asiaの指紋認識/検出技術は、i.MX ADS用プラグインボード、Linuxベースの認識エンジン、ドライバなどをセットにして、2003年7月後半より同社および販売代理店から購入可能とする。
Motorolaのプレスリリース(英文)
Fujitsu Microelectronics Asia
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