松下電器産業と日本総合研究所は7月11日、ASP方式による金融機関向けネット・バンキング・システムを共同開発したと発表した。同サービスは、2003年10月より各金融機関に提供する。
このサービスは、金融機関と取引先企業のパソコンなどOA機器を通信回線で結び、企業からの振込/振替依頼データや、金融機関からの口座入出金明細、残高などのデータを相互に送受信可能とするもので、ファーム・バンキング・サービスと呼ばれている。「同サービスを利用すると、金融機関の取引先企業は業務を効率化できる」(両社)
両社は、「三井住友銀行向けに開発した法人向けインターネット・バンキング・サービスをASP化することで、低コストのファーム・バンキング・サービスを提供できる」としている。同サービスを導入する企業はウェブブラウザとメールソフトウェアを用意するだけで、従来の専用端末機とパソコン用ソフトウェアで実現していたファーム・バンキング・サービスと同等のメニュー、機能を利用できる。
同サービスの特徴は以下の通り。
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