日本SGI(和泉法夫社長)は7月7日、最新の「Intel Itanium 2プロセッサ」を搭載したテクニカルコンピューティング市場向けLinuxサーバー「SGI Altix 3000シリーズ」を、国内向けに販売・出荷開始したことを発表した。
「Altix 3000シリーズ」は、SGIスーパーコンピューティング・アーキテクチャに、「Intel Itanium 2プロセッサ」と「64ビットLinuxOS」を組み合わせたスケーラブルLinuxシステム。1ノードで最大64プロセッサまで拡張できる業界初の本格的な並列Linuxサーバーで、複数ノード間にまたがるグローバル共有メモリの技術および、大容量メモリの使用を可能にするスーパークラスタ構成によって、拡張性に優れた大規模並列システムを実現する。
ラインアップとしては、
──の2種類を用意しており、「3700スーパークラスタ」は、1ノード当たり最大64プロセッサ搭載の拡張性の高いシステムを実現。一方、「3300サーバー」は、19インチのショートラック(17U)に最大12プロセッサ搭載可能なコンパクトなシステムとなっている。
価格は、「Altix 3300」(1.3GHzプロセッサ搭載)のキャンペーンモデルとして、
──で提供する。
今回の新製品投入を機に、同社では、科学技術分野、製造業の研究分野を中心にシステムの販売を強化するとともに、パートナー各社の協力を得て、製造、サイエンス、エネルギー、環境分野の50以上のHPCアプリケーションを64ビットLinux環境に移植していく計画。
さらに、今後もHPC分野における経験を生かし、複雑で大規模なデータ処理の問題解決に向け、「Intel Itanium 2」とLinuxをベースにしたソリューションを提供していく方針。
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