イーエルティは7月7日、組込みLinux用のコンポーネント提供サービス、EUPIX(ユーピックス)を発表した。
同サービスの顧客は、ミドルウェアやプロトコルスタックなどソフトウェアコンポーネントの評価用バイナリをインターネット経由で入手できる。これらを評価プラットフォームやターゲットプラットフォーム上で動作させることにより、各コンポーネントの機能/性能評価が可能となる。「EUPIXを導入すると、製品検討からの組込み機器開発期間が3分の2程度まで短縮できる」(イーエルティ)
ダウンロード可能なソフトウェア・コンポーネントの種類は、契約内容により異なる。評価に必要なコンポーネントだけを入手することも可能。提供するコンポーネントの種類は、日本語かな漢字変換、フォント、ブラウザ、グラフィックライブラリ、マルチメディア、セキュリティ、通信プロトコルスタック、ファイルシステムなどを用意する。
また同社はコンポーネントのほか、最新モジュールツールの更新情報、FAQ、各種データシートの提供を行うインフォメーションサービスも運営する。
同社は7月より特定ユーザー向けにEUPIXの提供を始め、一般への提供は9月に開始する予定。販売予定価格は、1年間の購読契約で180万円から。ARM/XScale、x86、SH、MIPS、PPCといった各プロセッサに順次対応していく。
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