ニイウス(末貞郁夫社長)は6月26日、オーケイウェブ(兼元謙任社長)とソフトウェア販売に関して提携し、Linux上で動くナレッジマネジメントソリューション「ASK-OK」とeCRMソリューション「Quick-A」を提供することを発表した。
「ASK-OK」と「Quick-A」は、オーケイウェブが構築した日本最大のQ&Aコミュニティ「OKWeb Community」の運営を通して得られたノウハウやテクノロジをパッケージ化し、それぞれ企業用ナレッジマネジメントソリューションおよびeCRMソリューションとして提供するもの。
ユーザーから寄せられる疑問や悩みとそれに対する回答を蓄積することで、社内における知識・ノウハウの共有化を効率的に進め、またインターネット上に掲載されるFAQを作成・管理することによって、企業の顧客対応力の強化を実現する。
ニイウスでは、これら2製品が企業の経営課題を解決するLinux対応ソリューションのラインアップに必須と判断し、今回の提携を決めた。
今後、これまでのLinux対応のソリューション群と同様、ニイウスの直販営業による大手企業への販売だけでなく、ニイウスとビックカメラによる合弁会社「ビックニイウス」を通じて、中堅企業に対しても積極的な販売活動を展開していく予定。
販売にあたっては、オーケイウェブのソリューションをIAサーバー「IBM xSeries」あるいはブレードサーバとLinuxプラットフォーム、アプリケーションソフトウェアのライセンスと組み合わせ、ソリューションセットとしてトータルに提供するとともにか、性能の最適化、高可用性クラスタ環境の構築などにも対応する。
価格は個別見積もりとなるが、目安としては、ラックマウントのIAサーバーとLinux、ASK-OKソフトウェアライセンスをセットした「ASK-OKソリューションセット」の最小構成が約500万円から、ラックマウントのIAサーバーとLinux、Quick-Aソフトウェアライセンスをセットした「Quick-A ソリューションセット」の最小構成が約900万円から。保守費用とサービス費用は別途必要。
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