日立製作所とシスコシステムズは6月25日、両社がネットワーク運用管理分野で技術提携したと発表した。日立の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」と、シスコのネットワーク管理ソフトウェア「CiscoWorks」を連携したプログラム「JP1/Cm2/Extended Management for Network Devices」を共同開発し、6月27日より販売を開始する。標準価格は50万円。出荷は7月31日に始める予定。
同プログラムの主な機能は、シスコ機器のHigh Availability機能の監視と、ネットワーク障害の検知機能。これらにより「ネットワークの構築および運用を容易にする」(両社)。
High Availability機能の監視とは、シスコのLANスイッチ「Catalyst6500」の持つネットワーク回復機能の監視を指す。具体的には、Spanning Tree Protocolのroot/topology状態、Hot Standby Routing Protocolのactive/standby/init状態、Catalyst6500搭載の二重化されたスーパーバイザモジュールの状態、二重化電源の状態などを監視する。
ネットワーク障害検知は、一般的に必要とされている障害監視機能を、CiscoWorksの監視属性値を使って運用監視する機能。具体的には、Catalyst SwitchのPortリンク状態の監視(監視対象Portの自動選択) や、 Ethernet Channel Portのリンク状態、ブロードキャストストームやトラフィック使用率のしきい値をシスコの推奨する基準に沿って監視する。きょう体やモジュールの異常終了・復旧の監視機能なども併せ持つ。
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