グリッド/分散コンピューティング・ソフト最大手、カナダ Platform Computing Inc.の日本法人、プラットフォームコンピューティング(今井龍二社長)は、日本電気(金杉明信社長)と包括的OEM契約を締結したことを発表した。
発表によれば、NECがプラットフォームコンピューティングのワークロード/システム管理を1つの統合パッケージに組み合わせた業界唯一のクラスタ管理ソリューションである「Platform Clusterware」を含むソフトウエア製品群を、NECのIAサーバ「Express5800」シリーズ上で提供するという。
NECはこの提携を通じて、製造業・官公庁・教育機関の顧客に向けてHPC領域でのコンピューティング環境を提供し、複数の国や地理的に離れた会社組織にまたがる異種混在の計算リソースのコラボレーションと共有を向上することで、生産性とパフォーマンスを改善する、としている。
今回の提携について、NECコンピュータソフトウェア事業本部 岩岡泰夫事業本部長は、「NECとプラットフォームコンピューティング社は何年にも渡って、共通のお客様のために活動してきました。今回の契約は、両社の製品や技術力を統合することによる付加価値を正式に認識するものです」とコメント。Platform Computing Inc.,のロバート・ゴードンCEOも、「分散コンピューティングの環境下でLSFの導入を促進するためNECと引き続き協調していけるのを大変喜ばしく思っています」と、両社の提携に期待を寄せている。
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