HPは、Windowsサーバで稼動するItanium 2 6Mプロセッサ搭載マシンの最適化を進め、IBMのUnixサーバから最速マシンの座を再びもぎ取った。
HPのSuperdomeサーバが、 Transaction Processing Performance CouncilのTPC-Cテストで、 一分間に70万7000トランザクションというスコアを叩きだしたと、5月21日(米国時間)に同社が発表した。この結果Superdomeは、2週間前に68万1000トランザクションというスコアを記録したIBM p690 Turbo Unixサーバを追い抜き、最速マシンの座に返り咲いた。
IBMでは、2004年度に新しいUnixサーバ発売を計画しており、最速マシンの王座を奪い返せると、同社代表者は語った。
TPC-Cテストは、倉庫での発注記録や在庫の変更など、負荷の大きなトランザクションをシミュレートするものだが、実世界でのコンピュータのパフォーマンスを計るものとしては、決して問題がないとはいえない計測方法。ただし、それでも多くの人がこの結果に注目している。HPでは、新しいシステムが購入に値することを示すのに必要だと言っている。
HPでは、 Superdomeに2種類のモデルを用意し、自社のPA-RISCプロセッサ搭載のマシンと、Intel製Itaniumチップを載せたマシンのどちらかを選べるようにする。ただし計算能力では、ItaniumモデルがPA-RISCモデルを上回るだろうと、HPのEnterprise Server Groupの責任者であるPeter Blackmoreはコメントしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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