日本IBMは5月16日、ソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)が、オンラインゲーム「エバークエスト日本語版」向けのシステムに、数百台のIBM eServer xSeriesサーバを採用したと発表した。
システムは、1U(厚さ約4.4cm)の薄型ラック格納型IA(インテルアーキテクチャ)サーバとIBM eServer xSeries 330と同342で構成する。xSeriesの稼働監視を行うシステム管理ソフト、IBM Directorとの連携により、事前障害予知機能(PFA:Predictive Failure Analysis)などの自律型コンピューティングを実現したという。
日本IBMによると、エバークエスト日本語版のように24時間365日稼動が求められるオンラインゲームサービスでは、ピーク時に膨大な数の利用者が同時アクセスする。利用者に快適なゲームプレー環境を提供するためには、高度な耐久性、信頼性が必要となるという。eServer xSeriesは、「IBMがメインフレームで培った技術を融合させたX-アーキテクチャーに基づく高い信頼性がある」(日本IBM)という。
なおエバークエスト日本語版は、世界で有料会員数が43万人以上、ピーク時には同時アクセスするプレーヤー数が10万人を超えるEverQuestの日本語版サービス。SCNが2003年2月からサービスを提供している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」